命の芽生えを知ったら
2019/12/16
おめでとうございます。ママになる喜びのあなたに私たちからのお願いです。
女性の体は妊娠によって大きく変化します。外形はもちろん、見えない体の中も生活も変わります。この変化が歯や歯肉の問題を引き起こすきっかけとなり、出産後に歯の病気に悩む方がいます。
そんなことにならないよう、体が安定期を迎えたら、お口の健康診断をお受け下さい。
妊娠したら今までよりも丁寧に歯や口の手入れをして下さい。
昔から、妊婦や出産を経験した女性は、赤ちゃんにカルシウムを奪われて歯が悪くなると言われています。本当でしょうか?それはちょっと違います。
赤ちゃんができると、ホルモンのバランスが変わります。この影響で、唾液の分泌量が減り、ネバネバも強くなって歯に汚れがくっつきやすくなります。また、つわりの時期を過ぎると、食べ物を口にする機会が増えます。妊娠中は、むし歯や歯周病になる条件がいくつも重なり、どうしても歯や口の病気が始まりやすいのです。
おかあさんの歯や歯ぐきの病気は、赤ちゃんのせいではないという訳です。
妊娠したら今までよりも丁寧に歯や口の手入れをして下さい。
赤ちゃんの歯は、お母さんのおなかの中でその芽ができます。
乳歯は、妊娠5週から9週、そして大人の歯も16週でできます。お母さんが必要な栄養を十分にとらないと、赤ちゃんの歯の芽が栄養不足になります。骨やアゴの発達を促すビタミンAやD、妊娠中は腸からの吸収力が高まるカルシウム(骨や歯の成分)等を積極的にとって下さい。栄養バランスの良い食事が、赤ちゃんの歯の芽を丈夫に育てます。