こんなにあるいびきの弊害

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こんなにあるいびきの弊害

2019/12/16

こんなにあるいびきの弊害

周囲の人に迷惑をかける
周囲の人に迷惑をかける

いびきは大きくて不快な音を発するので、同室の人の睡眠をさまたげることになり、嫌がられることが多いものです。

いびきが原因で家族に同室で寝ることを拒否されたり、旅行などで周囲の人に迷惑をかけたりすることもあります。自分では気がつかなかくても、人に指摘されてかえって気がひけてしまい、団体旅行などに消極的になってしまうこともあります。

熟睡できず頭がすっきりしない
熟睡できず頭がすっきりしない

いびきをかいているときは、深く眠っているように見えても実は眠りは浅いので、熟睡できていません。

このため、朝起きたときに疲労感があるなど、休息をとったという充実感がなかったり、ひどい場合は頭痛がするなど、頭がすっきりしないことがあります。日中も、ボーッとしているような感じがします。

集中力がなく意欲が減退する

頭がすっきりしないので、思考力や集中力、記憶力、判断力、行動力など、すべてにおいて能力の低下が見られます。力が出ないので、いわゆるやる気が起きません。仕事への情熱や、学問への知的好奇心も失われがちです。

物覚えが悪くなり、忘れっぽくなる

記憶力が低下して物覚えが悪くなりますが、意欲が減退しているので、必死に覚えようという気力もなくなります。

急激な眠気に襲われる
急激な眠気に襲われる

熟睡できていないので、居眠りしやすくなり、特に睡眠時無呼吸症候群の場合には眠気が日中、突然に襲ってきます。

会議中に突然眠り込んでしまったり、電話をかけている最中に眠ってしまったなどの、通常の生活では考えられないような事態も起こっています。

血液や脳が酸素不足になる

いびきは気道が狭くなることが原因で起こりますが、それは空気の循環が十分ではないことを意味しています。このため血液や脳が酸素不足になり、さまざまな病気を引き起こす元凶となっています。

いびきが自分で自分の首を絞めているのと同じだと言われる由縁です。

循環器障害、特に高血圧症になりやすい
肺への酸素供給不足によって循環器に過重な負担がかかるので、高血圧症など循環器系の疾患になりやすくなります。
心不全や心筋梗塞など心臓疾患になりやすい

心不全や心筋梗塞など、心臓疾患になりやすい不整脈になったり、心筋梗塞、心不全など、心臓疾患を起こす危険性があります。

また、ひどい場合には突然死にいたる場合もあります。

糖尿病を誘発しやすい
酸素不足のために血液が酸性に傾き、インスリンの分泌が悪くなるため、糖尿病になりやすくなります。
脳梗塞や脳卒中になりやすい
脳の酸素不足が原因で、脳梗塞や脳卒中などの脳疾患になりやすくなります。
精力が減退し、男性は不能になりやすい
意欲の減退や集中力の低下にともなって、性的な障害が起こってきます。

個人の健康の問題だけで済まされない いびき

個人の健康の問題だけでは済まされないいびきこうした弊害のなかでも、特に注意したいのは、睡眠時無呼吸症候群の人の場合に、日中、突然に襲ってくる猛烈な睡魔です。

個人の健康や生活とは別に、これは社会問題になりかねない大きなリスクを含んでいるからです。お客様と大切な商談をしている最中に、突然、ガーッと寝込んでしまったり、教壇に立っていた教師が椅子に座った途端、そのままバタンと眠ってしまったりすることもあるそうです。そして、車の運転をしているときに突然に猛烈な睡魔が襲ってきて眠ってしまい、交通事故を繰り返すという笑えない話も少なからず報告されています。

こうなると、もうたかが居眠り、たかがいびきとは言っていられません。単なる個人の健康の問題ではなく、人の命にかかわり、社会に損害を与える事態になりかねないからです。

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