スプリント療法

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診療ガイド

スプリント療法

2019/12/16

「歯ぎしり」「噛みしめ」について

「歯ぎしり」「噛みしめ」について「歯ぎしり」「噛みしめ」は決して特異なことではありません。
大なり小なり、誰でもしている一種のくせと考えてよいと思います。
ですから、特に問題を起こさないかぎり、放置してもかまわないのですが、時には次のような問題を起こすことがありますので注意が必要です。

1、歯への障害 歯の磨耗、歯の破損、歯がしみる、噛むと痛い、修復派の破損等
2、歯周組織への障害 歯肉炎、歯周病
3、顎関節への障害 顎関節痛、開口障害、カックン音(雑音)
4、全身への障害 顔面痛、頭痛、肩こり、腕のしびれ、腰痛
5、その他 舌痛症、むちうち症状、倦怠感、難聴、耳鳴り、めまい等

これらの症状すべてが、「歯ぎしり」「噛みしめ」から来るわけではありませんが、無用な悪いくせはなくしておく方がよいと思います。このくせは眠っている時あるいは、何かに夢中になっている時に起こるので気付きにくいし、治すのも同じ理由で治りにくいものです。

しかし、治す方法のひとつとして、個人の歯形にあったプラスチックまたはゴム製のスプリント(ナイトガード)を使用するスプリント療法があります。

この装置を入れることにより、症状が治るとは断言できませんが、かなり改善されることが多いようです。また、上記障害の予防にも役立ちます。

スプリント療法は保険適用されます。

使用方法

  1. 夜、寝ている時のみ、主に上の歯にはめておきます。最初は違和感がありますが数日で慣れますので、毎日続けてください。
  2. 朝、起床時にはずし、歯磨きと同時に清掃し、昼間は専用ケースの中に入れ清潔に保管します。
  3. 使用後、1~2週間後、装置をご持参の上、来院してください。
    症状の変化を確認します。また、装置の調整をすることもあります。これを数回繰り返します。
  4. 症状が改善された後の継続使用については個人により違いますので、担当医の説明に従ってください。
  5. 詳細についてはスタッフにお尋ねください。
スプリント  スプリント
【 阿部歯科で使用している改良アムステルダム型スプリント】
以前のスタビリゼーション型と比較して非常に装着感がよくなりました

スプリントの使用について

スプリントは、あごと口の周りの筋肉の余分な緊張を取り、上あごと下あごの咬み合わせを良くする装置です。
歯列不正・咬み癖・今までの金冠、入れ歯などによって、下あごの位置がずれてくることがあります。そのためにあごの関節に負担がかかったり、下あごがずれていろいろな症状をおこしたりします。
スプリントは、本来の下あごの位置に戻すために用います。歯並びを治す装置ではありません。
スプリントを使用して、下あごが患者さんの持っている本来の位置に戻ってから歯列矯正や上下の咬み合わせを調整したり、金冠や入れ歯を作るのがよい方法です。

  • 夜は必ず毎日使用してください。
  • 日中は使ったほうが楽であれば、入れていてください。
  • 食事時は原則的に外しますが、特に入れて食事をしたほうが楽であれば、申し出てください。

早く筋肉の余分な緊張を取るためには長時間使用することです。

  • 口の中から取り出しているときは水の中につけておいてください。(水は毎日替えること)
  • 歯ブラシで毎日洗ってください。(入れ歯と同じ材質ですから、臭いなどが気になれば入れ歯用の洗浄液につけても結構です)

*来院時にはスプリントを必ずご持参ください。

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