床矯正について

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床矯正について

2019/12/16

お子さんの咬みあわせ、大丈夫?

歯を抜かなくてもいい矯正を、知っていますか?

床矯正の治療では、基本的には永久歯を抜歯せずに、あご全体を広げて、歯のはえる場所を確保して、歯を並べます。

写真のようなネジ付き装置で少しづつ(1ヵ月約1㎜)顎を広げて、永久歯を正しい位置に誘導します。
その後、形状記憶合金のワイヤーを使うこともあります。
拡げる速さは自分で加減できます。
また、咬む運動、食事環境の指導、悪習慣の除去等を組み合わせ、歯の土台となる顎の骨の正常な発育を促すことにより、顔の形も整えます。

 

前歯の歯並びを「おかしい」と感じた時が治療の開始時期です。
様子を見ていたら、顎の発育不足の萎縮した顔になってしまいます。
「おかしい」と感じたら、様子を見ていないで、すぐに治療を開始しましょう。

 

女の子の顔の発育
男女共に6歳頃までに顔の骨の80%が完成。

10~12歳にかけて再び発育、女の子は14歳 頃までにほぼ発育が終了します。

基本的に永久歯を抜かずに正常な大きさまで拡大して歯並びを整えます。
発育不足の顎を歯の並ぶ正常な大きさに拡大することにより、又、「咬む」という運動刺激を顎の骨に加える事により、顔の骨格の発育が促され、本来あるべき正しい顔の形に整えられます。
人が発育しようとする自然の力をも利用した矯正なのです。

人に優しい床矯正お判り頂けました?


拡大床矯正装着開始後のご注意

しっかりと指導して下さいますか!

取り外しのきく矯正装置の最大の欠点が、 管理と取り扱いのわずらわしさです。
お子さんに任せるのではなく、親子一緒に取り組みましょう。お子さんを決して責めることなく、成長を見守ってあげて下さい。お子さんに、物を大切に扱い、自分で管理していくという重要なことを学ばせる絶好の機会でもあります。
単なる歯並びを治すことにとどめず、お子さんの健やかな成長を願いましょう。私達も支援します。

① 装着する時間は?
できるだけ20時間以上は装着しましょう。食事や歯磨きの時、学校で英語・音楽・国語など発音に影響がある場合は装置を外しましょう。1日12時間以上、装着していれば少し治療期間が長引いても矯正治療は可能です。
装置を長い時間外していると「後戻り」をして、装置がきつくなることがありますので、その場合はネジを反回転巻きもどして装着し、30分後に元に戻してみてください。

 

② ネジはいつ巻くのですか?
装置には、平行に拡がるタイプと扇状に拡がる2つのタイプがあります。
平行に拡がるタイプの装置は、ネジを90°回して0.2mm、
扇状に拡がる装置のタイプは、ネジを90°回して0.8mm拡大します。
歯を前方、後方に移動する場合は平行に拡がるタイプに準じます。
拡大は、1週間で90°ずつ1回ネジを巻くことを基本としています。
上顎の平行タイプでは、痛くなければ1ヶ月後から1日おきに45°ずつ、毎日拡大することもできます。
1週間で0.7mmの顎の拡大量がベストで、つまり、上顎は1ヶ月で約3mmの拡大が可能です。
下顎の歯肉は薄くできているため、下顎の拡大は、1週間で90°ずつ1回ネジを巻くことで1ヶ月で約1mmの拡大が基準です。
治療は適切に拡大ネジを回すことです。拡大しなければ、いつまでたっても治療は終了しません。

 

③ 病気の時も装置を装着するのですか?
病気の時は装置をはずしましょう。熱があって、苦しい時は装置をはずします。無理することはありません。
長期間、装置をはずしていた場合、装置は当然適合しなくなります。適合するまで、装置のネジを巻き戻します。
1日で、約90°巻き戻すことが可能です。床矯正の利点です。
たとえば、1週間はずしていると約7回巻き戻せます。巻き戻した7回は、病気が治ってから1日1日巻き直していきます。まったく合わなくなったら、プラスティックの床の部分だけ交換します。

 

④ 装置の手入れ方法は?
口の中は、細菌が繁殖しているところです。床装置も、当然歯と同様に汚れます。
口の中に無関心だとむし歯や歯周病になります。矯正治療以前の問題です。
装置は「入れ歯」と同じ材質です。市販の義歯洗浄剤を使用したり、ブラッシングの時に装置を歯ブラシで清掃しましょう。

 

⑤ 痛いところはありませんか?
ひどく痛いときには、装置をはずして、できるだけ速やかにご連絡下さい。
一日装置をはずすと、一週間分拡大したものが、元に戻り、はずしている時間が長くなるほど、装置が合わなくなってしまいます。装置が合わなくなると、装置の修正が大変になってしまいます。
装置の修正ですまないときには、稀ですが装置を新しく作り直すこともあります。
(装置を新しく作り直すときには、また新たに費用がかかってしまうこともありますのでご注意ください)

 

⑥ 装置が浮き上がっていませんか?
装置は、ピッタリとはまっていないと、効果が発揮できません。
ピッタリとはまっていないまま装置を使用し続けると、装置が合わなくなり、修正が大変になりますのでピッタリとはまらないときはできるだけ速やかにご連絡下さい。

 

⑦ 装置を両手で同時にはずしていますか?
奥歯についている針金部分を、両手で同時にはずしましょう。片手ではずすと装置を止めているバネが金属疲労で折れてしまうことがあります。バネがゆるくなり装置がはずれやすくなったら、バネを調整しますのでご連絡ください。

 

⑧ 装置を咬んで入れていませんか?
装置を入れるときには、指でしっかりと入れます。指で入れながらも、最後は咬んで入れてしまうと、装置が変形したり、壊れてしまう事もありますので注意してください。

 

⑨ 装置をはずしたときは、必ずケースに入れていますか?
こうしないと装置の紛失・破折がおこります。特にティッシュに包んだりすると、紛失・破折の確立が高まりますので注意してください。室内犬にはずした装置を咬まれて破損する例もあります。
装置紛失では、新しい装置を作るまでに顎が変化してしまうので、大変です。再製作には費用もかかり、調整もやっかいです。大切に扱って下さい。

 

⑩ 一日一回必ずおうちの方がチェックを!
「どう?しっかり入っている?」「うん、入ってるよ」…これだけでは、必ず不具合がおこります。ご面倒ですが、必ず一日一回おうちの方がしっかり、ぴったり入っているかを確認して下さい。

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